佐々木未来個展
「日めくりと私 2016-2021」

2021年6月26日(土)~8月1日(日)11:00~18:00

場所:
マヤルカ古書店(京都・一乗寺)
火金曜定休、入場無料

おんなじ日はひとつもない――

日めくりカレンダーの上に毎日絵を描くこと6年。ぺらぺらのカレンダーの上にくりひろげられるちいさな宇宙。佐々木未来の「日めくりと私」の原画展を開催します。

2016年から2021年の今日までの約2000枚を超える膨大な日めくり作品と、文字や暦にまつわる新作の絵をならべます。作品集、グッズの販売、ライブドローイング、ワークショップなど盛りだくさん。

昨年2月横浜で開催され、しずかな話題を呼んだ展示が京都・マヤルカ古書店2階に出現します。

日めくりカレンダーに絵を描くってどういうこと?

展示を見たお客さんのなかには、さいしょ、佐々木さんのことを日めくりカレンダーをつくっている作家だと思ってしまう人もすくなくありません。「来年のカレンダーはないんですか?」と聞かれることも……。

佐々木さんは、既製品の日めくりカレンダーの上から、絵を描いているのであって、日めくりカレンダーをつくっているわけではないのです。カレンダーには、1から31まで一ヶ月の間にいろいろな数字が現れます。それぞれの数字の形を活かしながら、筆やペンを走らせ、紙を貼ったり折ったりして、その一日の絵を完成させます。

6年間毎日描き続けられたこの絵は、驚くべきことに、おなじものはひとつもありません。

たとえば、「7」という数字も、佐々木さんの手にかかれば、ホラこのとおり、さまざまな絵になるのです。

EVENT
佐々木未来とあそぼう!

会期中には作家の佐々木未来がときどき在廊、トークやワークショップなどの関連イベントももりだくさん。ぜひ、360度から日めくりの世界を味わってください。

TALKSHOW
おしゃべりなライブドローイング

佐々木未来と画家・装丁家の矢萩多聞が、おしゃべりしながら絵を描くライブドローイングの時間。まっさらな日めくりカレンダーに絵を描きながら、『日めくりと私』についてとことん語り合います。文具好きの二人の画材トークも必聴。

★会場のオペレーションの都合から、検討・調整の末、リアル観覧・オンライン参加ともに参加無料にしました。
リアル観覧はふらりと立ち寄っていただけますが、お店に事前予約いただいた方には優先席をご用意します。


6月26日(土)15〜18時
場所:
マヤルカ古書店2階
料金:参加無料
先着8名まで予約席用意します

出演:佐々木未来、矢萩多聞

WORKSHOP
マスクが本になっちゃった!

日頃しているマスクじゃなくて、〈お面〉のマスクをつくろうじゃないか!しかも、本みたいに開いたり閉じたりできちゃう「おめん本」を、身の回りの廃材や紙、はぎれなどを活用してつくります。子どもも大人も大歓迎。

7月22日(祝)13時〜・15時〜2部制
場所:
恵文社一乗寺cottage
料金:3000円(税込・材料費込)
定員:各10名・要予約

講師:佐々木未来、矢萩多聞

DRAWING
あなたの好きな日を描きます

あなたの好きな日付の『日めくり』に、その日にまつわる話を伺いながら絵を描いてお渡しします。ご希望の日付と参加日時をお知らせください。日付は先着順になります。

6月27日(日)、7月31日(土)14時・15時・16時・17時(各時間1名)
場所:
マヤルカ古書店2階
料金:2500円(税込)所要時間約30分

AND MORE..!
「はるこの祇園祭」原画展

今年の3月に出版した「はるこの祇園祭」の原画展を、京都の恵文社一乗寺店で開催します。本の挿絵の原画を物語の言葉とともに全点展示します。

7月1日(木)~31日(土)11時~19時
場所:
恵文社一乗寺店・店内
無料

佐々木未来(ささき・みく)

イラストレーター、グラフィックデザイナー。1984年札幌生まれ。絵と本と本屋と旅が好き。2016年から「日めくりと私」を描き始める。インスタグラムで全作品を公開中。
2019年、初の著書として『日めくりと私』(ambooks)を刊行。

矢萩多聞(やはぎ・たもん)

画家・装丁家。1980年横浜生まれ。9歳から毎年インド、ネパールを旅する。2002年から本づくりの仕事をはじめ、これまでに600冊を超える本をてがける。著書に『偶然の装丁家』(晶文社)、『本の縁側』(春風社)、共著に『本を贈る』(三輪舎)など。

マヤルカ古書店

一乗寺にある古書店。文学、文化、アート、絵本、食と暮らし、自然、民藝。 毎日のささやかなシーンにすっとよりそい、手のひらでそっと包みたくなるような本を。
・市バス204・206「高野」下車徒歩5分
・叡山電鉄「一乗寺」下車徒歩4分